【Java】計算処理
本稿は、算術演算について説明します。
算術演算では、足し算、引き算、かけ算、わり算、わり算の余りを算出できます。
ゲーム制作において、敵や操作キャラクターの座標など移動処理を行うために必ず使用します。
当然ゲーム以外の分野でも100%使うのでしっかり覚えましょう。
算術演算子の利用
算術演算子の一覧です。
演算子 | 機能 |
---|---|
+ | 足し算の結果を算出する。 |
– | 引き算の結果を算出する。 |
* | かけ算の結果を算出する。 |
/ | わり算の結果を算出する。 |
% | わり算の余りを算出する。 |
プログラムで使うときはこんな感じ。
public class Test{ public static void main(String[] args){ int x = 6; int y = 3; int a1 = x + y; int a2 = x - y; int a3 = x * y; int a4 = x / y; int a5 = x % y; System.out.println(a1);//6+3=9 System.out.println(a2);//6-3=3 System.out.println(a3);//6×3=18 System.out.println(a4);//6÷3=2 System.out.println(a5);//6÷3=2余り0で結果は0 } }
9
3
18
2
0
「(演算子)=」と記述することで、計算結果をそのまま変数に代入することもできます。
public class Test{ public static void main(String[] args){ int x = 6; int y = 3; x += y;//x+yの結果をxに代入。6+3で結果は9 x -= y;//x-yの結果をxに代入。9-3で結果は6 x *= y;//x×yの結果をxに代入。6×3で結果は18 System.out.println(x); } }
18
整数のわり算を実行する場合は小数部は切り捨てになります。
小数のわり算を実行する場合は小数部も結果を保持します。
public class Test{ public static void main(String[] args){ System.out.println(10 / 3); System.out.println(10.0 / 3.0); } }
3
3.3333333333333335
文字列に+演算子を使用すると文字列の結合ができます。
文字列と数値を+すると自動的に文字列の結果が返却されます。
public class Test{ public static void main(String[] args){ String name = "あいうえお"; int x = 3333; System.out.println(name+"かきくけこ"); System.out.println(x+name); } }
あいうえおかきくけこ
3333あいうえお
インクリメント、デクリメント
(変数)++や(変数)--と記述することでそれぞれ+1、-1を実行と同時に代入することもできます。
public class Test{ public static void main(String[] args){ int x = 1; x++; System.out.println(x); x--; System.out.println(x); } }
2
1
++(変数)や--(変数)と記述してもそれぞれ+1、-1を実行することができますが、前に付けるときと後に付けるときで若干処理が違います。
前に付けるとインクリメント、デクリメントしてから後の処理を実行します。
違いを分かりやすくするためのサンプルも紹介しておきます。
public class Test{ public static void main(String[] args){ int x = 1; System.out.println(++x);//x+=1をしてから画面表示 int y = 1; System.out.println(y++);//yを表示してからy+=1 } }
2
1
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