【Java】変数の定義

2018年3月11日

本稿は変数について学習します。

変数とはデータを入れておくための箱だと考えてください。

そして、変数には「型」というものがあります。型は箱の大きさや形のことだと思ってください。

作成した変数には好きな名前を指定できます。

Javaには様々な型があらかじめ用意されています。

基本型

基本型とは箱の中に直接、値を入れて保持する形式です。

基本型は少ないので全部覚えてしまいましょう。

覚えなくてもプログラムを使っていくと勝手に覚えますが・・・

型名 大きさ、形式
byte -128~127までの整数
short -32768~32767までの整数
int -2147483648~2147483647までの整数
long -9223372036854775808~9223372036854775807までの整数
float 小数
double 高範囲で精度も高い小数
char 単一の文字
boolean true or false(真か偽を表すのみ)

基本型のイメージ

参照型

参照型とは箱の中に値が存在する場所が記されていて、その場所に値が存在する形式です。

場所を示す番地データのことを、一般的にはアドレスと言ったりします。

基本型以外の型はすべて参照型だと考えてください。

参照型の中で最も良く使用する型は「String」です。

とりあえず、String型だけは覚えましょう。

型名 大きさ、形式
String 大きさ不定、複数の文字データ

参照型のイメージ

変数にデータを代入するプログラム

まずは変数に固定値を入れてみて表示させてみましょう。

public class Test{
	public static void main(String[] args){
		String name = "もじれつです。";
		System.out.print(name);
	}
}
実行結果

もじれつです。

3行目に注目してください。
ここで、Stringという型で、nameという名前の変数に「もじれつです。」の値を入れる処理を実行しています。(厳密には「もじれつです。」が存在する場所を表すアドレスを代入しています。)

そして4行目で箱の中身を表示。という流れになります。

変数名は基本的には自由に決められますが、Javaの予約語や定数は使用できないので注意しましょう。

日本語などは変数名として使用できますが、できればやめてほしいなぁ。

日本語の変数名メリットデメリット


それでは、他の変数にも固定値を代入して表示させてみましょう。

public class Test{
	public static void main(String[] args){
		String 魔女の名前 = "Latifa";
		byte hp = 100;
		short mp = 50;
		int offense = 9999;
		long defense = -100000;
		float speed = 1.5f;
		double lac = -0.832712;
		char code = 'L';
		boolean isWoman = true;
		System.out.println(魔女の名前);
		System.out.println(hp);
		System.out.println(mp);
		System.out.println(offense);
		System.out.println(defense);
		System.out.println(speed);
		System.out.println(lac);
		System.out.println(code);
		System.out.println(isWoman);
	}
}
実行結果

Latifa
100
50
9999
-100000
1.5
-0.832712
L
true


変数に変数の中身を代入することもできます。

代入先の型が違うとコンパイルエラーとなるので、ご注意ください。

public class Test{
	public static void main(String[] args){
		String name = "やっほい";
		String yahoi = name ;
		System.out.println(yahoi);
	}
}
実行結果

やっほい

Java

Posted by nompor